2002年1月12日(土)  大潮  清水港ボート五目釣り
数日続いた冬型の気圧配置も緩み良い凪になったので久々の夜のボート釣りに出かけました。今回は岩崎さんの第一明徳丸に友人の初田君と一緒に乗せてもらいました。自分の会社の釣りクラブからの情報では三保離岸堤沖でボートの太刀魚釣りが好調で「12月23日、夜2時間で二人で40尾釣った。」と聞いており、その後も付近の岸からメタルジグでも釣れているとの情報があったのでまずは離岸提沖へ。無風、ベタ凪で暖かく、1月のボート釣りとしては最高の条件です。18:30ころ現地に着くと既に遊漁船、プレジャーボートが4〜5ハイ集魚灯を灯しています。各船とも水深35mラインに横一列に綺麗に並んでいたので我々も同じラインにアンカーを打って釣り始めます。岩崎さんはステンレスのタライおけに「パルックボール」を取り付けた手製のライトにインバーターAC/DC交換機を介してバッテリーにつなぎます。消費電力20wそこそこで100w相当の明るさ。これで一晩以上明かりを灯せるそうですが、エンジンを掛けないので騒音、煙も無く環境に優しい優れものです。

2002年初物。旨かった!

さて、第一投は餌釣りで。底から5mきってから少しづつ誘い上げます。すると私にいきなり当たり。クンクンというこの当たりは太刀魚に違いありません。充分に喰いこませて「エイッ!」と合わせるとうまく針がかりしました。リールはアブ5501c、ラインはPE2号、、錘30号という「ライト餌釣りタックル」なのでやりとりはとてもスリリングで楽しい!灯りに銀色の魚体を輝かせて上がってきたのは指4本サイズの良型。2002年の初のお魚にあえました。ところがその後が続きません。誘えど誘えどまったく当たり無し。同じく餌釣りの初田君、メタルジグのルアー釣りの岩崎さんにも当たりなし。灯りに寄ってきたのは小さなイカのみ。岩崎さんはこれをタモ網ですくって初田君と生食!しかし周りの船も全然釣れていないので、早々にここの太刀魚を諦めて港内ルアー五目へと移動しました。
 大晦日、元旦と出船した岩崎さんは港内のルアー釣りで30センチオーバーのマアジを何尾も釣った、との事。それもワームでなくてミノープラグで、というからオドロキです。港内の水銀灯や大型停泊船の周りでマアジが小魚を追ってボイルしているのでそこへ小型ミノーをそっとキャストして引くと釣れるというのです。私はサビキと餌釣り以外ではマアジを釣った事が無いので半信半疑でしたが、デップリと太った大アジの証拠写真を見せつけられては!さっそく釣具店で小さめのミノー、クランクベイトを仕入れてきたのでした。

さて、港内に戻り、明るい大型停泊船の周りを次々と廻ります。この日はどういう訳かボイルが全く見られません。それどころかベイトフイッシュも含め生体反応無し。ベタ凪で水色は澄んでおり、ルアーは遠くから丸見えです。当然当たりも無し。そんな中、袖師埠頭の先端に停泊した大型船の明かりの下で岩崎さんのミノーに何かがチェイス!しかしバイトせず。何回かこれを繰り返してやっとヒット。正体は25センチ程のセイゴでした。周りにはまだ何尾か見えて私のミノーも追ってきますが、バイトしません。ボートの真下まで来るので試しに八の字引きをしてみるとまるで真夏のシイラの様にルアーを追いまわします。秘密兵器の「SIN−ZOベイト」に変えて水面直下をトゥィッチするとセイゴが追ってきてバイトして反転するのが見えました。ヤッター!ルアーで今年初物!と思いきや、バラシてしまいました。その後もう一回ヒットしましたが何とまたしてもバラシ。そのうちに魚も飽きてきたのかどこかへ行ってしまいました。

この後同じクラブwwfcの仲間、石川さんと遠藤さんが「セーヌ」で出船してきたので情報交換してみると、「3人でセイゴ1尾」とやはり芳しくない状況。
20時過ぎに庵原川河口付近で岩崎さんが7gのメタルジグでセイゴを1尾ゲット。東燃埠頭では同じジグで良型メバル(420g)もゲット。
今夜は岩崎さん好調です。自分の「SIN−ZOベイト」にもセイゴのバイトがありましたがその瞬間が見えていながらフッキングミス。エキサイティングな釣りです。淡水のバス釣りで言うとトップウォータープラグに出たのを合わせ損ねた感じで非常にクヤシーッ!

21時過ぎに「セーヌ」の石川さんに連絡を入れてみると「対岸に停泊中の船のところでアジが釣れたよー」との事。急げー。ダッシュで駆けつけると既に遠藤さんが25センチオーバーのマアジを2尾ゲットしていました。小さめのワーム、「スクリューテイル」のジグヘッドリグでヒットしたそうです。灯に照らされた水面を良く見ていると、確かに時々マアジのライズらしき波紋が出来ます。岩崎さんはすかさず極小錘のサビキ仕掛けを投げ、マアジの15センチ級を2尾ゲット。(大きな錘だと着水音でアジを驚かせてしまうそうです)石川さんもマアジやカサゴをゲット。しかし私と初田君のルアーにはノーヒットです。

1時間以上粘りましたが結局ダメで、最後は巴川へ。橋の下の明るいところで岩崎さんが3尾目のセイゴを小さなクランクベイトでゲット。初田君もそのヒットルアーを借りて可愛いセイゴをゲット。全員が魚をゲットした時は既に朝の3:30になっておりました、、

初田君2002年初物!

結局私は第一投目で太刀魚を釣ってからおよそ9時間何も釣れず、2002年ルアーでの初物はお預けとなってしまいましたが、真冬の夜にサイトフィッシングが出来てとても楽しかったです。たった1尾の獲物の太刀魚でしたが脂がよくのって、大変美味でした。

ちなみに12:00の気温は8℃。表水温は13℃でした。

PS.1月13日夜に三保の離岸提沖に再度釣行した会社の釣りクラブの方に聞いたら「全然ダメだった」との事でした。太刀魚、どこへいっちゃったのでしょうか?

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