2004年　2月28日（土）　7：00-13：00　なに丸　初めてのディープ！！

とにかく今迄の最深がヤリイカの210mだったので全く持って「未知の世界」。6号700mの糸巻量のブル750に無理矢理6号750m巻いて、竿はマグロ用のパシフイックスプリント15-50LBS。重りも200号と今迄で一番ヘビー。（これでも軽い方らしいです、、）何事もチャレンジ！という事でなに丸で行ってきました。

秋山君と清水沖。北の風そよそよ。マ－メイドに着いていって朝の8：00前に第1投目。自分で見よう見まねで作った仕掛けは5本針の胴付き仕掛け。1.5mおきにハリスを付けるので全長は7.5mとイカ釣りよりまだ長い仕掛けなので、絡ませない様に重りから慎重に海中へ入れます。仕掛けが全部海に入ったらリールのクラッチを切って仕掛けを落します。落ちるは落ちるは、いつもでも、、リールへ道糸をいい加減に巻いちゃったのでカウンターが300mを超えるとそのままになっちゃって、、、後はどのくらい落ちたか見当も付かない、、endoさんに聞いたら「500mぐらい」だと。そのうち5分ほどしてリールの回転も止まりました。普通の水深の釣りならここで道糸を張って竿を上げればトントンと重りが底を付いて底ダチが取れるのですが、やはり深海。しかも竿が胴調子なのでモワ～っとして全然底が分かりません。このへんかな？糸の張り具合で底から1m位に重りがくる様にセットして当たりを待ちます。後は待ちの釣りなのですが、当たりを感じてみたいので時々竿を持ち上げてみます。すると、、何だか少し軽くなってる、、何かが掛かって食い上げているかのよう。とりあえず上げてみよう、と電動のレバーをスイッチオン！何やら重たそうですがもともと重りが200号なので魚が掛かっているのかどうだか、程度がわかりません。しかも上げてくるのもえらく時間がかかります。5～6分経って「もうそろそろかな？」と思ってリールのカウンターをみると、後まだ200m以上も。ずーっと待ってやっとこさ上がってくると、なにやら赤いモノが1尾！ヤッター！！いきなりの第1投で釣れたのは本命アコウ。春の海に映える赤。700gと小ぶりでしたが、とにかく初めての1尾。ウレシー！！

この後の第2投目。おろしてすぐに何となく当たりが分かりました。期待して巻き上げを待つと、なんだかグレーの変な形の魚が、、これはアコウ釣りの外道としてポピュラーな「トウジン」でした。写真でしか見た事が無いトウジンはギアギザの細かいウロコに覆われ、口はエイみたい。顔は三角形に尖り、いかにも深海魚系です。結構美味しいと聞いていたのでこれもキープ。この後の3投目。これも何だか食い上げたみたいに竿先が軽めになりました。こりゃ魚くさいぞ、と電動をオン。数分して上がってきたのはまたまた赤。今度は先程より大きめ。1.2kgのまずまずのアコウでした。この後もトウジンが連続して釣れ、空振りがありません。もっと我慢の釣りかと思っていたので結構楽しい。一方、同乗の秋山君にはトウジンしかかかりません。

12時過ぎには私の竿にガクガクと明らかな当たりが！これは間違い無しと思って電動で巻きます。竿先が激しく海中に突っ込む重量感。上がってきたのは今日一番の大物アコウ。後検量で1.9kgのグッドサイズでした。しかもトウジンと一荷。初めてのチャレンジでアコウ3尾。シアワセ過ぎる！しかし、秋山君には相変わらずトウジンばかり。何とか1尾赤いのを釣ってもらいたいとあちこち移動してみましたがそのうち風向きが変わり南西に。風は段々強くなってきてしまいました。もうそろそろ沖上がりしないと、と思っていたところで2本の竿に同時にヒット。しかし、これがオマツリしてしまいました。絡まったまま先に上がってきた私の仕掛けには50cm級のトウジン。この絡みを解くのに手間取ってしまい20分位かかってしまいました。やっと解けて秋山君の仕掛けを上げてみると、赤いモノが。オーッこれも大きい。最後の1投で釣れたのは1.8kgのアコウでした。何とか釣れてめでたしめでたし。結果アコウが2人で4尾も釣れちゃいました。マ－メイドのtakaさん、endoさんも2kg級をゲットしたようで素晴らしい釣果に恵まれた1日となりました。プリプリのアコウは煮付け、塩焼きの他中華蒸し料理の「清蒸石斑魚」にしましたが、お味は絶品。家族からも最高に美味しい、と誉められました。ヘンな顔のトウジンもあっさりとした白身でフライにしたら大変好評でした。お手軽に楽しめる近くの中深場釣り、またまた新しい釣りものにハマッてしまいそうです。

本日の釣果…アコウ4尾　0.7,1.2,1.9,1.8kg　　トウジン約1０尾（2人で）

最初北の風。次第に波おさまり、9時ころには海上凪ぎでした。初アコウ。　　　竿先突っ込む！　　　　　　