12月16日(火)20:00-22:30 清水港内 晴れ 北の微風、なに丸 三橋さん都築さんと。

冬将軍到来!で満足な釣行の出来ない日が続いていましたが、久々に冬型の気圧配置が緩み、天気良く、凪ぎだったので、昼休み中に当日夜の釣行を決定。三橋さん都築さんと「なに丸」で夜のお散歩にいってきました。ターゲットは清水港内でも釣れ始めたというタチウオ。メタルジグのジギングで狙います。
19:30にマリーナに集合。前回集魚灯を忘れて釣果が伸びなかった反省を踏まえ、インバーターの蛍光灯を3機揃えて家庭の室内の様な明るさにしました。これは12Vの自動車用バッテリーに市販のAC-DCインバーターを介して、電球型のインバーター蛍光灯(ナショナルのパルックボール等)を付ける仕組みで、明るさが更に強力になるよう、ステンレスボールをくり抜いて傘にしたものです。ボート仲間のIWAさんのアイデアで、煙りも騒音も無い、優れもののシステムです。バッテリーはホームセンターで1980円で買った小さなものですが、100W相当タイプをつけっぱなしにして、一晩中充分持ちこたえます。
今回は港に停泊中の大型船の灯りの近くで、更に明るく海面を照らしてのルアー釣りです。同行の都築さんは「まだスズキを釣った事が無い」との事でしたので取り敢えず灯りの際でミノーを投げてスズキ狙いです。しかし、水面にライズは全く見られません。ラパラCD-9を何十回もキャストしても反応無し。
そうこうしている内に最初からジギング専門の三橋さんが、「来たっ!!」。バス用のベイトロッドをしならせてあがってきたのは紛れも無く本命、タチウオ。
指3本クラスで、まあまあの大きさです。取り敢えず船中1本。本命が居る事ができたのも大きな収穫です。「当たりはあるよー。」との事だったので我々2人とも直ぐにメタルジグ80gのタチウオジギングに道具をチェンジ。
魚群探知機には下層から中層にかけて良い反応が出ています。
フォーリングで「コツンッ!!」とつつく様な当たりや「フワッ」という糸フケはあるのですが針に掛かりません。しかも当たりはほぼ3投に1回。船中、誰かしら当たっている、という感じです。前回はキビナゴ餌で保険に逃げたつもりで大失敗。ボウズをくらっているだけに、今回はルアーオンリー。何とか当たりを逃すまいと竿先に神経を集中させます。すると私にも巻き上げ中にヒット!久々に会えたタチウオは指3本。ちょっと小振りですが、何とか夕飯のおかずには成り得る充分なお土産がとれました。その後も頻繁に当たります、がなかなか魚が乗らない。釣果はポツーリ、ポツリといった具合でしたが、ひとり気をはいたのが三橋さん。ルアーやアシストフックに工夫をしている様で、次々ヒットさせていきます。そして開始から1時間後の午後9時過ぎ、明らかにタチウオと違う物が三橋さんにヒット!バスロッドを思いきり絞り込んで激しい引き。スズキ?「とりあえずやりとりしているところを写真に撮っておこう、鯛かな?」なんて冗談のつもりで言っていたら、これが紛れも無く真鯛でした。
「おーー!やったー!おめでとう!!」三橋さん、人生初の真鯛は1.3kg。綺麗な桜色の魚体で、トレブルフックをしっかり飲んでいました。       

何と「なに丸」2尾目のジギング真鯛。1.3kg。見事!!


そしてその10分後、今度は都築さんにまたまたタチウオと違う引き。「このイヤラシイ引きはアイゴだ!!」と磯釣り師の都築さんが言うので、そんな事ないでしょ、タチウオかなー?と思っていると、浮き上がってきた魚は鯛っぽい!「おー黒鯛だー」
私がタモ入れしながら叫ぶと、都築さんは「これはキビレ。ほら、ここのヒレが黄色っぽいでしょ」初めて見たキビレは38cm、0.9kgの良型。これもジグのテイルフックをしっかりくわえていました。キビレはメタルジグの着底後、リールを数回巻き上げたところでヒットしたとの事でした。  つづきさんはジギングでキビレを!0.9kg、38cmでした。  タチウオは順調にジギングでヒット!


その後も小振りながらタチウオはジギングで順調にヒットして、幅が指2.5本〜3本クラスが3人で20本。(2時間半の釣果)手がかじかむ事も無く、そよそよ風のあったわりに暖かい夜でした。


20本中、半分近く釣った三橋さんのジグは軽めの45g。写真の様にアシストフックを通常とは逆にセットしています。これが当日は当たりました。清水での定番の「オーシャンスタイルLD80g」や「エル・カーマス70g」は「サマンサ」にかないませんでした。固定観念にとらわれず、色々試してみると良い結果がでるかも。

夜釣りで良く有る事故が「タチウオに噛まれての出血」。ペンチと大きめのメゴチバサミを用意して魚体に触らないようにするのが一番の安全策です。でも、もしもの為にバンドエイドは忘れずに。

小さいタチウオはなるべくリリースしていますが、ダメージの大きい物は海に返しても蘇生は難しいので食べてあげましょう。小さい物は調理が大変なのですが、こうすれば簡単!
1.タチウオは頭を落し、3切れ(小さいものは2切れ)にカッとします。
2.薄く3枚におろして、くるくる巻きます。
3.あらかじめ3cm位にカットしてフライパンで炒めた太ネギと、焼き鳥用の串に交互に刺します。
4.タチウオのネギ間にして軽く焼きます。
ネギとタチウオはとても相性が良く、ビール、お酒の最高のおつまみになります。
お試しあれ。


          ↓この道具でマダイをとっちゃうんだから、、、 シマノのスコーピオン。

                     

2003年釣行記へもどる。