6月15日(日)5:00-11:00 勘七丸 ルアー 9名乗合
一昨日、昨日と駿河湾内で本鰹が当たってる!12日は勘七丸で1.8〜4.5kgが5〜8本、4名船中28本、バラシも多数!という情報を得て、早速行ってきました。朝静岡を発つ頃降っていた弱い雨も上がり、曇り、無風、ベタ凪ぎとルアーには絶好のコンディションです。我々のグループ7人と、東京からのカップル1組み、合計9人の釣り人を乗せた勘七丸は朝5:00に沼津を出船。15分走った大瀬崎の手前で早くも鳥山と遭遇しました。しかし鳥が海中に突っ込んでいる状態では無いのでなかなか鰯が持ち上がらず、キャスティングのチャンスは出来ません。ここでしばらくナブラがたつのを待ちましたが食わないので富士〜清水方面に魚を探して転進。田子の浦沖で単発で跳ねるシイラを発見。ミヨシで素早くメタルジグをキャストした秀樹君にヒット!オフショアロッドをバットから曲げて元気のいいファイト!船の下に潜り込んで反対側へ廻ってしまうので人間もミヨシの右へ左へと引き回されてしまいます。私がタモ網係りをやって1発でランディング成功!1年ぶりの元気なシイラは85cmのオスでした。
さあ、釣るぞ!と全員テンションが上がりましたがこの後が続きません。再び清水方面へ移動します。魚を探しながら巡航する勘七丸のスピードが急にフルスロットルに!僕らには分からないけど、船長が何か見つけた合図です。スピニングリールのベイルを起こして、指にラインを掛けて、いつでも投げられる臨戦体勢でそして急停止。「カツオがいるぞー!投げろ、投げろ。」船長が叫びます。前方30mには久々に見るカツオのハミが。イワシの群れを追って居る途中らしくカポッカポッといった感じで頭を水面に出しながら移動して行きます。直接魚の真上を叩かない様に注意しつつ、進行方向の前方5mに向けてジグをフルキャスト。5m沈めてから高速でリーリングします。「食え、食え!」釣り人がヒートアップする瞬間です。しかし、誰のロッドも曲がりません。魚の頭がハっきり見えるので推定すると、恐らく3kg級、大型のカツオですが、群れが小さく、また船が近付くとエンジン音を嫌うのかすぐに群れが沈んでしまいます。広範囲にわたった潮目周辺のあちこちでハミが出ますが、皆同じような状態で長続きしません。イワシダンゴを作ってその周りをグルグルとカツオが廻るような理想のシーンとは程遠い状況です。たまーに小さなイワシダンゴ(直径30cm位)をみつけても魚が浮いて来ず、ヒットに至りません。イヤーな予感がしてきました。
そうこうしていると鳥の下にシイラの群れを発見。80cm〜1m級の比較的良型のシイラが十数尾ルアーをチェイスしてきました。ミヨシに居た私はポッパーの「シーフロッグJr.」で活性を高めようとフルキャスト。「食えー!食えー!」ポッパーの後を3尾程追ってきますが、じゃれつくだけ食いません。そうこうしているうちに左舷のyuuさんのメタルジグにヒット!5kgのカツオ用に、と用意した強力なタックルで難無く寄せたシイラはペンペンクラス。これを暫くランディングせずに船べりで遊ばせていると周りにシイラが寄ってきます。「今だー!」皆一斉にルアーをキャスト!こうなると普通なら周りがシイラに囲まれて「水族館状態」になるのですが、今日はシイラも活性が低い。水面下5m程のところを泳いでいて、浮いてきません。ハッスルタイムは15分程で終了してしまいました。
その後もあちこちでカツオのハミを見つけてはメタルジグをキャスティングしていきますが活性の低さは相変わらず。カツオは1尾もヒットしません。シイラの群れには時々遭遇。3mほどある大きなサメについたシイラの群れは比較的活性よく、都築さんの奥さんや龍一君もヒットさせます。遊漁船初体験の中学生、龍一君のヒットさせたのは明らかに1mオーバー。しかし、ドラグの設定が上手く無かった様でギーーッとドラグを鳴らして10m程走られた上、バチンッ!!と大きな音がして痛恨のラインブレイク。女性陣もバラシてしまいました。そんな中、秀樹君2尾目、yuuさん3尾目と着実にヒットさせていきます。型はいずれも80cmクラスとまずまず。私も目の前の80cm級のシイラにメタルジグを食わせましたが、何とバラシ!!あーックヤシー!!
この後再度大瀬沖方面を攻めましたが釣果無し。11時ころ無念の沖上がりとなりました。結果、船中9人でシイラの80〜90cmを5本。本命カツオの釣果はゼロでした。しかし、駿河湾の夏はまだ始まったばかり。潮さえ良くなれば、今度こそ釣れるはず、と次回のリベンジを期して静岡迄の道のりをビールをガブ飲みしながら帰ったのでした、、秀樹君、運転させちゃってごめんね。