2002年5月6日御前崎港 茂吉丸にて。6時〜12時 初田君とヨコワ釣り。
以前から時々真鯛釣りの仕掛けに掛かって、4号ハリスを切られた人があったものの本格的に狙う迄には至らず、との噂だった御前崎沖のヨコワ(本鮪の幼魚)が5月4日から本格的に釣れ始めた。船中20本を超える釣果も!とのインターネット情報で、急遽連休最後の釣行を決定。御前崎港の茂吉丸で行きました。午前4:45に出航。ポイントは行程40分位、御前崎西沖の角根。真鯛釣りのポイントとしても良く知られる根です。御前崎はもちろん、遠く用宗や沼津からも大型の遊漁船が集結しています。当日は東の強風で波の高さ3m!しかしあちこちに鳥が飛び、青物の雰囲気は良い感じ。棚は水面から15m。秋の鰹釣りとほぼ同じ釣り方です。ただし仕掛けがハード。ビシはサニーのジャンボ、クッションゴムは3mm、ハリスは12号です。これでコマセをバンバン撒いて船の下に魚の群れを付けないと良い釣果に恵まれません。朝の一流し目で釣友の初田君にヒット!急いでタモ網を用意しますが釣れたのは40cm級のメジナでした。水深が浅い根のためいろいろな魚がいる様です。そしてまたまた初田君にヒット!今度は本命!竿がギューンとしなって満月。ドラグをズルズル出すナイスファイト!ビシをコマセ箱に置いてクッションゴムを持ってからも油断は禁物。最後の最後迄抵抗して手がちぎれそう!うれしい悲鳴です。やっとタモ網に納まったヨコワはジャスト3kg。丸々太っておいしそうな、そしてカッコイイ魚体でした。その後メジナのウロコをおとしていて、よそ見をしていた初田君の竿の先がまたまた海中に!気付いた私が「はつだぁーー」と叫ぶと飛び起きて竿を持ちます。その間に魚は横へ横へと数十mも走ってしまいました。アレ?ヨコワじゃない?とおもいましたが、ポンピングをくり返してやって近付いた魚は青白く輝く、紛れも無い本命、ヨコワ。3.7kgの良型でした。私にもやっとヒット!ところが、これもやはり横へ横へ引っ張ります。イヤーな予感が当たってしまいました。今季初の70cm、2kgのシイラでした。ルアーで釣るのは大好きですが、よもやこんな形でエサ釣りにきてしまうとは。しかし、この時期のシイラは旨い、と聞いていたのでありがたくキープしました。その後も波風は強くなる一方。周りの大型遊漁船も時折波間に消えてしまう程です。私は前日の睡眠不足も祟って久々に船酔いしてしまいました。吐いても吐いても止まらず、人生で一番吐いた日となりました。私だけで無く船中5人のうち3人がダウン。コマセが効かないので魚が船につきません。魚影はすこぶる濃かったのに、、、そんな中元気な初田君はセオリーどおり一生懸命コマセを振り出して2本目、3本目と釣果を追加。ヨコワを3本とって、御前崎デビュー戦にして見事竿頭。結局船中5人でヨコワ6本。他シイラ、メジナ、サバ等。当日の水温19℃。ルアーではチト厳しかった様です。それ以前に立ってられない位の大波。ジギングロッドは持っていったけど使えませんでした。
初田君に1本お裾分けしてもらったヨコワは刺身と焼き物にしましたが、脂が程よく乗ってチョー美味。シイラもフライにしましたがこちらも大好評でした。ちなみにヨコワの胃の中身は大量のコウナゴと、オキアミ少々、そして小イカでした。
初田君、ヨコワ3本で竿頭。キチンとコマセを撒いた結果を出しました。エライ!! 時化ております。
私はシイラ2kgとサバのみ。殆ど船酔いで寝てました。持っているのは初田君の釣果!3.0k,3.7k,3.7kでした。
竿:マミヤ キャロナック50-300
リール:ダイワS600
ハリス:12号6m
針:ヒラマサ12号
ビシ:サニービシジャンボ100号
ゴム:3mmを1m。