清水港。ボートでシーバス、太刀魚のルアーキャスティング。

10月13日 土曜日  18時〜24時
釣り仲間の岩崎さんの第一明徳丸に乗せてもらい、清水港内でシーバス&タチウオ狙いに行きました。
第一明徳丸は17フィート、20馬力船外機のプレジャーボート。オーナーの岩崎さんは自分達から見て、ボート釣り師のお手本とも言うべき存在。スパンカの基台を自分で溶接したり、オリジナルのバッテリーライトを作ったりと、艤装もオリジナリティ一杯です。
自分にとっては6月以来の港内ボートシーバス。岩崎さんが先々週出船して、大型船の明かりの際でシーバスを2回バラシているとの事で期待出来そうです。18時にドリームプラザの裏手に迎えに来てもらい早速港内のポイントを狙います。
夜のルアーキャスティングは基本的には停泊中の大型船の明かりか、常夜灯のあるところがポイント。灯の際の暗い部分でベイトを待ち伏せするシーバス、太刀魚は活性が高い事が多いのでボートからはフローティングミノーで狙います。おかっぱりと違って思いきりポイントに近付けるので遠投の必要はありません。投げてもせいぜい20mなのでタックルもライト。バスタックルそのもの。自分はベイトとスピニング1組みづつを使います。ここで肝心なのはアプローチ。水深1m以内で食わせるので騒音は厳禁。ポイントの300mまで来たらエンジンは微速前身。200m以上手前でエンジンを切って、後はエレクトリックモーターで静かに接近します。(夜釣りをしていると、『釣れるー?』と声を掛けてくれる船長さんが時々います。とてもうれしいのですが、そういう事なので、エンジンは切ってから近づいてね!)10年位前にこの釣りを始めた頃は自分もエンジンを掛けたままやっていました。が、エレキを使うようになってから釣果は3倍増です。
さて、当日は晴れ。風がちょっとでもあるとスモールボートの操船は大変ですが、今夜は北東の風そよそよ。ベタ凪ぎで絶好のボートキャスティング日和。日経金の埠頭の船から順番に攻めます。潮は澄み切ってルアーは丸見え、ベイトフィッシュの気配が全然見えません。30分ほどやって当たりが無いので興津第一、第二埠頭に移動。ここにはオカッパリのタチウオ釣り師は3m間隔位で大勢居て、それぞれ発電機で灯をたいているので、海から見るとまるで飛行機の滑走路。しかしこちらも釣れて居る様子がありません。ルアーにも反応無し。
19:30位から順番に袖師埠頭の先端を回ると、大型船の際で何かがライズ!ミノーノーに反応が無いのでジグスピナータイプの「クルクル」を沈めて棒引きすると、ヒット!上がってきたのは3本指クラスの太刀魚でした。この後袖師埠頭の間に移動。ミノーに小型の魚が何尾か群れて盛んにチェイスしてきます。これが良く見ると20センチクラスの可愛いシーバス。何度も付いてきますが、ルアーをとっ替えひっ替えやっても結局ヒットせず。ここで粘ったのですが、13センチのミノーに30センチ位の可愛い太刀魚がヒットしたのみで、諦めて21:30頃東燃バースへ移動しました。
ここでも小魚を追う太刀魚のライズが見え、岩崎さんはタイドミノーに3連続ヒット。皆指3本位のサイズでした。私にも太刀魚らしき当たりはあるもののヒットせず。
22:30頃、日経金の埠頭に戻るとさっきとは違って盛んにバシャバシャやっています。あれは間違い無くシーバス。船際の明暗の別れる線上にミノーを通すと何と良型のシーバス3尾がチェイス!ここで岩崎さんとラインが絡んでしまってあせりましたが、ほどいた第一投にヒット!6ポンドのスピニングタックルのドラグを3度も4度も引き出して激しく抵抗します。船べりでは激しくエラ洗い。ここでバラしてしまう事も多いのですが、シーバスの醍醐味は何といってもコレ!エラ洗いを楽しんで上げたシーバスは60センチ。満足の1尾でした。ルアーはラパラF-13を使いましたが、長い胴体がショックリーダーの代わりにもなるので直結でも大丈夫。長さと浮力の為か魚に飲み込まれる事も殆ど無く、今迄海でこのルアーで切られた事はありません。
ここには5センチ程のベイトフィッシュ(多分イワシ)が何百尾か群れてダンゴ状になっています。シーバスは船の真下の暗がりに身を隠し、群れが近づくとサッと飛びかかってて捕食します。マンガ本が読める位の灯の下で何回もこの一部始終が見えるのでこちらもヒートアップしますが、なぜかその後喰わない、、
いるのに喰わない、、、どのルアーでも喰わない、、、、今後の課題となりました。
この後は残念ながらヒット無し。釣果は2人でシーバス×1、太刀魚×5。
ちょっと寂しい釣果でしたが、久々のボートルアーキャスティングはとてもエキサイティング。
シーズン本番はこれから。80センチオーバーを目指してまた近々トライするつもりです。

自分のタックル
竿   シマノBSR1601-F、バークレイESJ-52ML
リール スコーピオン1001、エンブレム2500SIA
ライン アプロード10ポンド、アプロード6ポンド
ルアー ラパラ F-13 
    アスリート S9 
    クルクル    他
ちなみにもう一つのタックル、『エレクトリックモーター』もこの釣りには必需品。
「第一明徳丸」も「あべ丸」もミンコタのハンドタイプを装備しています。